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注射・点滴について

経管栄養に関する器具と注射薬の投与に関する器具の種類

●経管栄養用注入器

経管栄養などで使用する注入器の筒先は、注射用の静脈ラインと物理的に接続できない誤接続防止タイプ(テーパー型)となっている。

●経管栄養ボトル

胃または腸に挿入したチューブ(カテーテル)と連結して経腸栄養剤を投与する器具。接続部分は注射用の静脈ラインとは物理的に接続できないように形状がテーパー型になっている。栄養剤の量に応じて使い分けられる。

●経管栄養点滴セット

胃または腸に挿入したチューブ(カテーテル)と連結して栄養剤、薬物などを投与する器具。

●EDチューブ、栄養チューブ

経口で栄養摂取できない患者に、チューブ(カテーテル)を経鼻または経口的に胃または腸の中に留置して、経管的に栄養剤を補給するチューブ。

●注射器

ガラス製のものとプラスチック製のものがある。ガラス製のものは洗浄して再利用できるが、プラスチック製のものはディスポ-ザーブルであるため感染の防止には有効である。

●針

金属製の注射針、翼状針、テフロン製の静脈内留置針がある。持続点滴静注を行う時は血管外への漏出の危険性が低く、血管刺激性の少ないテフロン製の留置針が用いられる。

  1. 注射針・・・注射針の種類は針管の外径、および長さで分類される。一般的には、外径はゲージ(G)長さはインチで表示
  2. 翼状針・・・翼付の静脈針に細いチューブが付いたもの。刺入操作が容易で針を皮膚に固定しやすく比較的長時間の点滴に適している。
  3. 静脈内留置針・・・金属製の内針とプラスチック製の外針(カテーテル)からなり、外針のみを静脈内に留置できる。外針の材質は、柔軟性があるため血管壁を損傷することが少なく長期間の輸血や輸液が可能

●輸液セット

1)輸液セット・・・輸液剤を静脈内に点滴投与するためのセット
2)精密輸液セット・・・輸液量や薬液濃度を精密に設定するために使用される。メモリ付きの定量筒(定量チャンバー)が付いている。

●三方活栓

輸液セット内に組み込むことにより、輸液ルートの途中から注射薬を投与することができる。三方に穴が開いており、コックをひねることによって流れる方向を変える構造になっている。

●ニードルレス閉鎖式輸液システム

スリット入り圧縮ゴムを使用したコネクターとプラスチック製のカニューラを組み合わせて使用することにより金属針を使用しない輸液システムを可能にしたもの。外気への開放状態をなくし、細菌の混入を防ぎ感染を防止する。金属針を使用しないことにより医療従事者の感染事故の主たる原因である針刺し事故を防止する。(※三方活栓は液だまりができ、細菌汚染の危険性が高いという報告があります。近年では、三方活栓からの感染を危惧して、これに代わるものとして構造上液だまりのできないニードルレス閉鎖式輸液システムが頻用されるようになってきました。)

●輸液ポンプ

精密な注入速度と注入量を確保するために使用するポンプ

注射の種類

●皮内注射

皮膚のすぐ下に薬液を注入する方法で主に診断の目的として行われる。(ツベルクリン反応、アレルゲンテスト)

●皮下注射

皮下組織に薬液を注入する方法。各種予防接種、ビタミン剤、インスリン投与などに用いられる。

●筋肉注射

筋肉層に薬液を注入する方法。筋肉は皮膚よりも知覚が鈍いため局所刺激が強い薬剤でも注射することができる。
※近年、筋拘縮症などの副作用があるため筋注は避けられるようになっています。特に小児はほとんど行われていません。

●静脈注射

静脈内に直接薬液を注入する方法で、現在の注射の主流になっている。末梢または中心静脈→右心→肺循環→左心→体循環という経路をたどる。

1.ワンショット静脈注射

注射器を用いて一度に液薬を注入する方法。他の注射方法に比べ薬物血中濃度の立ち上がりが最も早くピーク値が最も高くなる。

2.点滴静脈注射

輸液セットなどを用いて大量の薬剤を持続投与する方法。たくさんの薬物を投与する場合や薬物を長時間体内に存在させる目的で、静脈内に一定の速度で持続的に注入する。一般的に点滴と呼ばれるのがこの方法。

●動脈内注射

動脈内注射には直接穿刺によるワンショット動注と動脈内にカテーテルを留置して接続的ありは間欠的に薬液を注入する方法がある。

●硬膜外注射

脊柱硬膜外腔に薬剤を注入する方法で主に鎮痛剤(局所麻酔薬、麻薬など)の投与に用いられる。

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