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産婦人科

産科・婦人科の検査について

●内分泌検査

  1. 性機能ホルモン・・・性別、採血時期により各ホルモンの基準値は異なるので注意が必要。下垂体ホルモンや卵巣ホルモンの測定など。
  2. プロゲステロン・・・卵巣および胎盤から産生されるホルモンで、女性では卵胞期に低く黄体期に高くなる。月経周期異常や不妊症の診断、 胎盤機能の評価、黄体機能の評価に有用である。
  3. ホルモン負荷試験・・・視床下部-下垂体-卵巣系を直接または間接的に刺激または抑制するホルモンを投与して、ホルモン量の変化かから病因の鑑別、 障害の程度を把握する。

●不妊症検査

  1. 子宮卵管造影・・・造影剤を子宮口から子宮腔に注入し造影剤が卵管を経て腹腔に流出する像をX線撮影する。子宮腔と頸管の形状、卵管閉塞の有無と部位、卵管の走行や重度の癒着の有無がわかる。
  2. ヒューナー試験・・・子宮頸管粘液と精子の適合を見る試験。
  3. 卵管通気法・・・子宮の中に管を入れて、そこから二酸化炭素ガスを一定の流量子宮腔内に注入し、子宮内圧の変動から卵管の疎通性を判定する。閉塞部位の判定はできない。
  4. 卵管通水法・・・子宮、卵管、腹腔内に生理食塩水を注入し、卵管の疎通性を判定する。

●胎児出生前診断

  1. 羊水検査・・・羊膜を満たす弱アルカリ性の液。妊娠初期には羊膜上皮からの分泌が主であるが妊娠の進行とともに胎児からの分泌物も含まれるようになる。羊水の採取時期により、胎児の情報が得られ胎児の遺伝性疾患や奇形などの診断に用いられる。
  2. 絨毛穿刺・・・流産のリスクが高くなるため特定の施設でのみ検査。チューブを子宮頸管より子宮内に挿入し絨毛を吸引で採取する方法と同様に子宮頸管を通して鉗子を用いる方法がある。
  3. 胎児採血・・・へそ帯静脈を穿刺し、胎児水腫などの症例の胎児血液電解質・浸透圧・蛋白濃度などの化学検査や胎児血小板検査、胎児血液ガス分析などを行う。

●画像診断

  1. 超音波診断・・・妊娠初期において正しい妊娠週数を確認し、流産その他の異常を判定する手段として有用。
  2. CT・・・卵巣腫瘤などの囊胞成分を有する疾患の嚢胞部分と充実部分の区別に造影CTは有用である。
  3. MRI・・・子宮頸がん、子宮体がんの浸潤の程度や判定や子宮筋腫、子宮内膜症の診断に用いられる。
  4. PET-CT・・・子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなどの主に再発、転移の診断に用いられる。

婦人検針(がん検診)

●子宮がん

  1. 子宮頸がん・・・問診、内診のほか子宮頸部および頸管の表面から面貌やヘラなどで採取した細胞を観察する細胞診などが行われる。
  2. 子宮体がん・・・検診としては、子宮体部細胞診が一般的である。

●乳がん

触診およびマンモグラフィによる検針が一般的である。マンモグラフィは乳房を片方ずつX線フィルムを入れた板と透明なプラスチックの板で挟み圧迫して撮影する。

●卵巣がん

卵巣がんの発見は比較的遅く、進行して初めて発見されることが多い。一般にはエコーや内診により腫瘍の有無の確認、画像診断や腫瘍マーカーの測定により良性か悪性か野判断が行われる。

●骨粗しょう症・・・かかとの骨密度を超音波検査で測定する。

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